投稿日: 2025年9月28日
4.0
投稿者: ゆらぎ坂のトオル
仕事帰り、ふと「癒されたい」と思い立ち、彼女を指名した。 扉を開けた瞬間、柔らかな光の中で微笑む姿に息を呑む。 少女のように可憐で、でもどこか艶を帯びた眼差し。 そのギャップに心がゆっくりとほどけていった。 話し方は穏やかで、声には不思議な甘さがある。 耳に届くたびに、気持ちの輪郭が柔らかくなっていくようだった。 初対面でもどこか懐かしさを感じる空気をまとっていて、 自然と距離が近づいていくのがわかる。 施術が始まると、指先の動きひとつひとつが丁寧で、 押しすぎず、触れすぎず、絶妙な“間”を知っている。 肌のぬくもりが伝わるたびに、 心の奥まで静かに波が広がっていく。 彼女の呼吸に合わせるように、体が解けていく感覚。 まるで夢と現実のあいだを漂うようで、 時間の流れさえ忘れてしまった。 その手のひらに宿る優しさは、単なる施術ではなく“心の温度”そのものだった。 終わる頃には、体の軽さよりも、 余韻の方が深く残っていた。 可愛さと色香が絶妙に混ざり合うその存在感に、 また会いたいと思ってしまう。 渚かえで――癒しを“届ける”という言葉が、 これほど似合う人はそういない。