投稿日: 2025年9月28日
3.5
投稿者: ジェイソン
きらりと光る目元には不思議な奥行きがあり、まるで月明かりのように柔らかく、でもどこか惹きつけられる。華やかさを前面に出すタイプではないものの、内側からじんわりと滲み出る透明感と静謐さが、逆に印象を深く刻んできます。派手ではないけれど、間違いなく「記憶に残る顔立ち」のカテゴリーに分類されるタイプでした。 スタイルにおいては、線の細さとしなやかなフォルムが印象的で、シルエットの流れがとても美しい。衣装との相性も良く、布の揺れや落ち感が身体の曲線を際立たせ、動作の一つひとつに自然な艶感が宿っていました。あえて何かを主張するでもなく、静かに存在感を放つその姿勢に、目を奪われたのは言うまでもありません。 施術は、ゆったりとした導入から、徐々にこちらの体温に馴染ませていくスタイル。特にSKBからKWKWへの移行部分では、極めて慎重かつ丁寧なアプローチが感じられ、優しい圧とわずかな緩急の調整によって、感覚がじんわりと研ぎ澄まされていくような感覚がありました。4TBの導入に至るまでの流れも非常にスムーズで、全体を通して「間」の取り方が絶妙なのです。テクニックを押し出すのではなく、空気ごと整えるような施術スタイルは、まさに通好みのアプローチといえるでしょう。 会話については、こちらのペースに寄り添いながら進行するタイプで、引き出し方がとても自然でした。言葉の選び方が柔らかく、距離の取り方も絶妙。無理に盛り上げようとするのではなく、あくまで“その場の空気”を壊さず保つセンスがあります。こうした細やかな気遣いが、結果的にリラックスした空間作りにつながっていました。 総じて、派手な演出に頼らずとも深く印象に残るセラピストさんです。あらゆる要素が「自然体の魅力」として結実しており、控えめな表現の中に技術と気配りがしっかりと息づいている——そんな密度の高い体験でした。